小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(1) |
パウロ |
Paul|「小さい」|ラテン語 |
■イエスに選ばれた伝道者
ローマにまでキリスト教をもたらした偉大な使徒。サウルとも呼ばれる。
背は低かったが、体は丈夫で魅力的だった。
当初は厳格なファリサイ派に属し、キリスト教を敵視した。
執事ステファノの殺害にも賛成だった。
パウロはその後もキリスト教徒を迫害するつもりでダマスコへ向かった。
ところが、この旅の途上で天からの光が彼の周りを照らし、パウロが地に倒れると声が聞こえた。
「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか。わたしは、あなたが迫害しているイエスである。起きて町に入れ。そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる」。
この事件があってからパウロは目が見えなくなり、連れの者に手を引かれてダマスコに入った。
3日後、キリスト教徒アナニアがイエスの言葉を聞いてパウロを訪れ、パウロの上に手を置くと彼は目が見えるようになった。
これをきっかけにパウロは回心してキリスト教徒となり、小アジアやギリシアへの3回に渡る伝道旅行の後、ついにローマにまで旅し、キリスト教を世界的なものとしたのである。 |
|
|