小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
救世主イエスの誕生(6) |
アンナ |
Anna|「恵み」|ヘブライ語 |
■メシアの到来を語り広める
イエスが生まれたころエルサレム神殿に仕えていた女預言者。信心深いシメオンと同じく、幼いイエスにイスラエルの救いを見て神を祝福した。
アンナは84才という高齢で、若いときに一度結婚したことがあるが、わずか7年間暮らしただけで夫と死に別れた。
それからはやもめ暮らしをし、エルサレム神殿を離れずに、断食したり祈ったりして、貧しい中にも夜も昼も神に仕えていた。
そんなあるとき、生後40日目の清めの儀式のために、幼いイエスが両親に抱かれてエルサレム神殿にやって来た。
霊に導かれて神殿に来ていたシメオンが最初にイエスに近づいて祝福したが、このときアンナもそこにいる幼子がイスラエルの救いとなることを見抜き、すぐに近づいて神を賛美した。
女預言者である彼女は、いま目の前にいる幼子イエスこそ旧約聖書の中でいつか到来すると予言されているメシア(救世主)であることを覚ったからである。
そして彼女は生きている間にイエスを見たことを感謝し、エルサレムの救いであるメシアの到来を待ち望んでいた人々に幼子イエスのことを語り広めた。 |
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