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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
フランボワイヤン・ワールド・トップ登場人物で読む聖書の物語目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(405)
使徒言行録
使徒パウロの伝道旅行(12)
フェリクス
Felix|「幸せな」|ラテン語
■内輪もめには手を出さず


 ローマ帝国のユダヤ総督(在位53~60年)。
 無能な事なかれ主義者で、ユダヤ主義者に訴えられたパウロを意味もなく2年間も監禁した。
 エルサレムにいたローマ守備隊の千人隊長リシアから、パウロが護送されてきたときのこと。間もなくエルサレムから大祭司アナニアや長老たちもやって来て、フェリクスの前で裁判が行われた。
 大祭司側はパウロを告発していった。
「この男は疫病のような人間で、世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者、『ナザレ人の分派』の首謀者であります。この男は神殿さえも汚そうとしましたので逮捕いたしました」。
 これに対してパウロは、エルサレムでの騒動はアジア州から来た一部のユダヤ人の誤解から起こったものなので、もしも自分が悪いというなら彼らが告発すべきだと弁明した。
 これを聞いたフェリクスは、この問題がユダヤ教内部の宗教問題だとわかったので、すぐには判決を下さず裁判を延期することを決めた。
 そして、彼はそれから2年たって彼の後任者がやって来るまで、パウロを監禁したままにしておいたのである。
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登場人物で読む聖書の物語 第八章 目次
第八章■新約聖書の時代
(BC10~AD100年ころ)
◆イエスの奇跡と裏切り者ユダ、十二使徒の活躍。そして伝道者パウロによるキリスト教の新時代

第八章について
●救世主イエスの誕生//|イエスマリアヨセフカスパルシメオンアンナヘロデ大王
●洗礼者ヨハネの物語//|ヨハネザカリアエリサベトヘロデ・アンティパスサロメ
●イエスの伝道と奇跡//|ヤイロバルティマイザアカイラザロマルタマリアラザロニコデモ
●イエスの死と復活//|ユダカイアファピラトシモンヨセフマリアクレオパ
●十二使徒たち//|ペトロアンデレヤコブヨハネマタイフィリポバルトロマイトマスシモンユダヤコブマティア
●初期キリスト教団の活動//|アンナスバルナバアナニアガマリエルステファノフィリポシモンタビタコルネリウスヘロデ・アグリッパ1世
●使徒パウロの伝道旅行//|パウロアナニアバル・イエステモテリディアシラスアキラスケワデメトリオエウティコリシアフェリクスフェストゥス
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