小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
イエスの伝道と奇跡(4) |
ラザロ |
Lazarus|「神に助けられた」|ヘブライ語 |
■貧しい者は救われる
イエスが語った「金持ちとラザロ」のたとえ話に出てくる貧しい人。
ラザロはとくに信心深かったわけではなく、ただ貧しく病弱で、ある金持ちの家の門前で施しを待ち望んでいた。
この金持ちの方はいつも着飾って毎日遊んでいた。
ところが、ラザロは死ぬと天使に導かれて天国の宴席にいるアブラハムの側に連れて行かれ、金持ちは地獄に落ちた。
金持ちは苦しみながら、遠くにいるラザロを見つけ大声でいった。
「父アブラハムよ、憐れんでください。ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください」。
しかし、アブラハムはいった。
「子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。今は、ここで彼は慰められ、お前は悶え苦しむのだ。そればかりか、わたしたちとお前たちの間には大きな淵があって、ここからお前たちの方へ渡ろうとしてもできないし、そこからわたしたちの方に越えて来ることもできない」。
そして、アブラハムは貧しい者は死後の世界では慰められると語ったのである。 |
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