小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
初期キリスト教団の活動(6) |
フィリポ |
Philip|「馬を愛する者」|ギリシア語 |
■エチオピア人に洗礼を授ける
十二使徒を補佐するために選ばれた7人の執事の1人。
奇跡で病人を治癒することができ、サマリアやカイサリアで宣教していた。
ある時、エチオピア人の宦官を改宗させたこともあった。
それは、サマリアでの活動を終え、エルサレムにいたときのこと。主の天使がフィリポに現れていった。
「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザに下る道に行け」。
フィリポがそうすると、エチオピア人の女王カンダケの宦官がエルサレムの礼拝から帰るのに出会った。
すると、霊がフィリポに「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」といった。
フィリポが走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、彼は読んでいることが分かるかと尋ねた。
宦官はいった。
「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」。
そこで、フィリポは宦官の馬車に乗せてもらうと、イザヤ書に記されてあることから始めて、イエスの福音まで告げ知らせた。
やがて、馬車が水のあるところに来ると宦官は洗礼を受けたいと申し出、フィリポは彼に洗礼を授けたのである。 |
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