小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
イエスの死と復活(5) |
ヨセフ |
Joseph|「神が増し加えられますように」|ヘブライ語 |
■イエスの埋葬
十字架にかけられて死んだイエスの遺体を受け取った、アリマタヤ出身の金持ちの最高法院議員。
善良で正しい心の持ち主で、議員でありながらイエスの処刑には賛成しなかった。
イエスの弟子でもあり、神の国が到来するというイエスの言葉を信じていた。
それだけに、ヨセフはイエスの死体が十字架に掛けられたままになっているのに絶えられず、夕方になってから総督ピラトを訪ねて、イエスの遺体を渡してくれるように願い出たのである。
ピラトは百人隊長にイエスの死を確認させたうえで、遺体をヨセフに渡した。
ヨセフは亜麻布を買ってイエスの遺体を包み、岩に掘った新しい墓の中に納め、墓の入口に大きな石を転がしておいて立ち去った。
このとき、マグダラのマリアやヤコブの母マリアといった女たちがイエスの埋葬を見送った。
彼女たちは以前からイエスや弟子たちのために資金援助や奉仕をしており、イエスを敬愛していたのである。
イエスの重要な弟子たちはみな逃げてしまっていて、イエスの処刑も埋葬も見ることはなかった。 |
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