小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(6) |
シラス |
Silas|「神に召されて」|アラム語 |
■大地震が牢を壊す
パウロの第2回伝道旅行に参加してコリントまで旅したキリスト教徒。
マケドニアのフィリピで伝道していたとき、パウロと共に投獄されたが、神の奇跡で救われている。
ある日のこと、占いの霊にとりつかれている女奴隷に出会ったパウロが女の中からその霊を追い払ったところ、女奴隷の主人は占いの霊で金を稼いでいたので、腹を立てて役人に訴えた。
「この者たちは、町を混乱させております。ローマ帝国の市民であるわたしたちが受け入れることも、実行することも許されない風習を宣伝しております」。
これを聞いた役人たちはパウロとシラスを牢に閉じ込めた。
ところが、その真夜中、パウロとシラスが賛美の歌を歌っていると大地震が起こり、牢の土台が揺れて牢の戸がみな開き、囚人の鎖も外れてしまった。
目を覚ました看守は囚人たちが逃げたと考え、すぐに自殺しようとしたが、パウロに止められると感激してキリスト教徒になった。
この事件を知った高官たちも驚き、翌朝になってからパウロとシラスを釈放したのである。 |
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