小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
福音書 |
イエスの死と復活(3) |
ピラト |
Pilate |
■イエスの処刑を承認
ローマのユダヤ総督ポンティオ・ピラト(在職26~36年)で、イエスの十字架による処刑を承認した人物。
後6年からローマ帝国の属州となっていたユダヤにはローマから総督が派遣されており、ピラトはその5代目だった。
ユダヤの最高法院は国内の裁判の権能を持っていたが、死刑だけはローマ帝国の許可が必要だった。
このため、最高法院の議員たちはイエスに死刑の判決を下した後、ローマ帝国への反乱を企てた罪人として、イエスをピラトに引き渡したのである。
しかし、ピラトがイエスに尋問しても、ローマに対する反乱を企てたという事実は確認できず、彼はイエスの処刑を躊躇した。
このころ、ピラトは祭のたびごとに人々の願い出る囚人を1人釈放するという習慣を持っていた。
そこでピラトは今回の過越祭の特赦として、イエスを釈放しようと考え、ユダヤ人たちが集まってきたときに、強盗殺人の罪で捕らえられていたバラバという囚人とイエスを並べ、どちらを釈放して欲しいかと尋ねた。
しかし、民衆はバラバを選び、イエスについては十字架につけろというのだった。 |
|
|