小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
洗礼者ヨハネの物語(3) |
エリザベト |
Elizabeth|「神はわが誓い」|ヘブライ語 |
■もうひとつの受胎告知
洗礼者ヨハネの母。イエスの母マリアの従姉妹にあたる。
マリアは聖霊によって身ごもったが、エリザベトも不思議な神の働きがあってイエスの先駆者ヨハネを身ごもった。
彼女はエルサレムの祭司ザカリアの妻だったが、2人には老齢になるまで子がなかった。
そんなあるとき、夫ザカリアが神殿の聖所で香を焚いていると天使が現れ、エリザベトが男の子を生むと告げた。
すると、彼女は本当に妊娠した。
マリアが聖霊によって身ごもったのはそれから6か月後で、天使からエリザベトのことを聞いたマリアはわざわざ彼女に会いに来たことがあった。
この時、マリアの挨拶を聞いて、エリザベトの胎内の子がおどった。
エリザベトはマリアにいった。
「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう」。
こんなことがあって洗礼者ヨハネは誕生したが、これはヨハネが始めからイエスの先駆者だったことを示す物語だといわれている。 |
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