ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
フランボワイヤン・ワールド・トップ登場人物で読む聖書の物語目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(403)
使徒言行録
使徒パウロの伝道旅行(10)
エウティコ
Eutychus|「幸福な」|ギリシア語
■説教中の居眠り


  小アジアのトロアスに住む若く無邪気なキリスト教徒。一度死んだが、パウロによって生き返らされた。
 第3回宣教旅行でギリシアにまで赴いたパウロが、その帰り道にトロアスに滞在していたときのこと。
 日曜日の聖餐式にキリスト教徒が集まると、パウロは家の3階の広間でたくさんのともし火をつけて夜中まで話し続けた。
 エウティコも窓に腰をかけてこの話を聞いていた。
 ところが、パウロの話が長々と続いたために、エウティコは眠気を催し、そのうち眠りこけて3階の窓から地面に落ちてしまったのである。
 人々が慌てて駆け寄ったときはもう死んでしまっていた。
 しかし、パウロは階下に降りると青年を抱き起こし、「騒ぐな、まだ生きている」といった。
 それから、人々は何事もなかったように階上の部屋に戻ると、それまでどおりパンを裂いて食べ、パウロは夜明けまで話し続けた。
 その間に青年は完全に元気を取り戻し、人々はほっとしたのである。
PreviousNext
登場人物で読む聖書の物語 第八章 目次
第八章■新約聖書の時代
(BC10~AD100年ころ)
◆イエスの奇跡と裏切り者ユダ、十二使徒の活躍。そして伝道者パウロによるキリスト教の新時代

第八章について
●救世主イエスの誕生//|イエスマリアヨセフカスパルシメオンアンナヘロデ大王
●洗礼者ヨハネの物語//|ヨハネザカリアエリサベトヘロデ・アンティパスサロメ
●イエスの伝道と奇跡//|ヤイロバルティマイザアカイラザロマルタマリアラザロニコデモ
●イエスの死と復活//|ユダカイアファピラトシモンヨセフマリアクレオパ
●十二使徒たち//|ペトロアンデレヤコブヨハネマタイフィリポバルトロマイトマスシモンユダヤコブマティア
●初期キリスト教団の活動//|アンナスバルナバアナニアガマリエルステファノフィリポシモンタビタコルネリウスヘロデ・アグリッパ1世
●使徒パウロの伝道旅行//|パウロアナニアバル・イエステモテリディアシラスアキラスケワデメトリオエウティコリシアフェリクスフェストゥス
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved