小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
イスラエル統一王国の分裂(7) |
シシャク |
Shishak|「豪華な家」|古代エジプト語 |
■栄華は遠くなりにけり
古代エジプト第22王朝を興した王(在位、前946~913年)。リビア人でありながらエジプト王となった人物で、対外的にも野心家だった。
ユダ王レハブアムの治世5年目に、シシャクは数え切れないほどの歩兵と、戦車1200両、騎兵6万を率いて攻め上り、ユダの砦の町を次々と陥落させ、ついにエルサレムにまで進撃した。
このためエルサレムは大騒ぎになったが、このとき預言者シェマヤが、レハブアム王やユダの将軍たちのところに来て、神の言葉を告げた。
「主はこう言われる。『あなたたちはわたしを捨てた。わたしもあなたたちを捨て、シシャクの手に渡す』」。
これは、ユダの人々が異教の神々を拝んだために、この事件が起きたことを告げるものだった。
そこで、王も将軍たちも大いに反省し、神の正しさを認めた。
こんなことがあって、神は怒りを鎮め、エルサレムは滅亡を免れることになった。
エジプト王シシャクはエルサレム神殿と王宮の宝物を略奪しただけで満足し、エジプトへと帰還したのである。
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