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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(193)
列王記・歴代誌
王国の衰退と預言者たちの活躍(6)
ヨラム
Joram|「神は高貴」|ヘブライ語
■明日はわたしの子供を食べましょう

  イスラエル王国第9代国王(在位、前851~845年)。アハブ王の息子。不幸な王で、治世の間じゅう反乱や戦争の対応に追われ続け、最後は軍司令官イエフのクーデターで殺された。
 アラム国王ベン・ハダド2世に首都サマリアを包囲されたときは、ヨラムは絶体絶命の危機に陥った。
 この時期、サマリアは飢饉に襲われていたが、アラム軍の包囲によって事態はいっそう深刻になった。物価は高騰し、ろばの頭1個が銀1kg、鳩の糞0.3リットルが銀50gで売られた。
 あるとき、王が城壁の上を歩いていると、1人の女が訴えてきた。
 それによると、その女は別の女と互いの子供を食べる約束をし、まず自分の子供を煮て食べた。ところが、その翌日に相手の子供を食べようとすると、その女は自分の子供を隠してしまったというのである。
 王はこんな事態になったのを大いに嘆いた。この時代には預言者エリシャが活躍しており、ヨラム王は何度も助けられたが、こんなに悪いことが起こるのは預言者が怠慢だからだと考え、このときばかりはエリシャを憎んで彼を殺そうとさえした。
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登場人物で読む聖書の物語 第五章 目次
第五章■南北王国の時代
(BC930~580年ころ)
◆イスラエル統一王国の分裂(イスラエル王国、ユダ王国)と滅亡

第五章について
●イスラエル統一王国の分裂//|ヤロブアムアヒヤアビヤレハブアムアドニラムシェマヤシシャク
【イスラエル王国】
●クーデター政権//|バシャジムリオムリ
●王による異教崇拝//|アハブイゼベルナボトベン・ハダド二世
●王国の衰退と預言者たちの活躍//|エリヤオバドヤミカヤツィドキヤアハズヤヨラムメシャエリシャゲハジナアマンハザエルイエフヨナダブヨアハズヨアシュ
●国土回復と記述予言者たちの活躍//|ヤロブアム2世ヨナアモスアマツヤホセアゴメル
●イスラエル王国の滅亡//|メナヘムペカホシェアシャルマナサル5世
【ユダ王国】
●ユダ王国VSイスラエル王国//|アビヤアサアザルヤハナニヨシャファトヤハジエル
●悪妃アタルヤの反乱//|ヨラムアハズヤアタルヤヨヤダヨアシュゼカルヤ
●ユダの善王・悪王//|アマツヤウジヤヨタムアハズ
●世界帝国アッシリアとユダ王国//|ティグラト・ピレセルウリヤオデドヒゼキヤセンナケリブラブ・シャケエルヤキムメロダク・バルアダンイザヤマナセ
●『律法の書』事件//|ヨシヤヒルキヤフルダネコ
●バビロン捕囚とユダ王国の滅亡//|ヨヤキムヨヤキンゼデキヤ
●預言者エレミヤの物語//|エレミヤパシュフルウリヤヤアザンヤバルクユディハナンヤエルアサセラヤツェファンヤイルイヤエベド・メレクネブザルアダンゲダルヤヨハナンイシュマエルアザルヤ
●預言者エゼキエルの物語//|エゼキエル
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