小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
悪妃アタルヤの反乱(1) |
ヨラム |
Jehoram|「神は高貴」|ヘブライ語 |
■神罰で内臓がはみ出す
ユダ王国第5代国王(在位、前847~845年)。どうしようもなく邪悪な王だったために、王国にも彼自身にも神罰が下った。
彼は7人兄弟の長男で、32才で王となったが、このとき父王ヨシャファトは彼以外の息子たちにもユダの町や砦や財産を豊富に分配した。これが、ヨラムを最初の蛮行に走らせるきっかけになった。
王になった彼は、権力を利用して自分の兄弟すべてと敵対する高官たちを殺した。
また、ヨラムはイスラエル王国のアハブ王の娘アタルヤを妻にしていたが、彼女の影響で異教の神々を崇拝した。
これがイスラエルの神を怒らせた。
こうして、彼の治世にユダの支配下にあったエドムやリブナの住民が反乱を起こし、その支配から脱したため、王国は大いに弱体化した。
ユダはあまりに弱かったので、遊牧民の来襲さえ防ぐことができず、ペリシテ人とアラブ人にエルサレムを襲撃され、王妃や王子を殺され、財宝を奪われるという事件も起こった。
ヨラム自身も神罰によって腹部を不治の病に犯され、最期は内臓が身体の外にはみ出して死んだ。 |
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