小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エレミヤ書 |
預言者エレミヤの物語(4) |
ヤアザンヤ |
Jaazaniah|「主よ、お聞きください」|ヘブライ語 |
■天幕で暮らす遊牧民
紀元前6世紀のヨヤキム王時代に遊牧民だったイスラエル人レカブ族の家長。先祖の1人ヨナダブの教えを守り、その一族全員がぶどう酒を飲まず、家も建てず、天幕で暮らすという禁欲的な生活を送っていた。堕落したユダの人々と比べて驚くほど信仰心の強い人々の例として、エレミヤの物語に登場する。
あるとき、神の言葉がエレミヤに臨んで、レカブ人の一族にぶどう酒を飲ませるように命じたことがあった。
エレミヤはすぐにヤアザンヤの一族を訪ねてぶどう酒をすすめた。
すると、ヤアザンヤは祖先がそれを禁じているからという理由で拒否したのである。
もちろん、彼らがそうするということは神には最初から分かっていた。彼らのような存在がいるということを教えるために神はエレミヤを派遣したのである。
そこでエレミヤは大いに感動していった。
「イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。あなたたちは、父祖ヨナダブの命令に聞き従い、命令をことごとく守り、命じられたとおりに行ってきた。それゆえ、レカブの子ヨナダブの一族は、いつまでも絶えることがない」。 |
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