小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エレミヤ書 |
預言者エレミヤの物語(9) |
セラヤ |
Seraiah|「神の戦士」|ヘブライ語 |
■このようにバビロンは沈む
紀元前6世紀ころ、ユダ国王ゼデキヤに仕えていた宿営の長。預言者エレミヤの弟子バルクの兄弟。第1回捕囚の4年後、ゼデキヤ王の共としてバビロンに行ったとき、エレミヤから預言の書を預けられた。
エレミヤは王の役人エルアサに託した手紙の中で、バビロンに住むユダの民は70年後に祖国に帰れると語ったが、セラヤに託された巻物の中でもそのことが語られていたと想像できる。
この巻物をセラヤに渡しながら、エレミヤはこれをバビロンのユダの民の前で読んだ後で、次のようにいうように命じた。
「主よ、あなた御自身がこの場所について、これを断ち滅ぼし、人も獣も住まない永久の廃虚にすると語られました」と。
さらにエレミヤは、この巻物の朗読を終えたなら、巻物に石を結び付け、ユーフラテス川に投げ込み、こういえと命じた。
「このようにバビロンは沈む。わたしが下す災いのゆえに、再び立ち上がることはない。人々は力尽きる」と。
セラヤは、ユダの人々の前で、すべてエレミヤに命じられたとおりに行った。 |
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