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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(247)
エレミヤ書
預言者エレミヤの物語(2)
パシュフル
Pashhur|「自由」|ヘブライ語
■恐怖が四方から迫る


 紀元前6世紀、ヨヤキム王時代のユダ王国エルサレム神殿の最高監督者で祭司。愛国主義的ユダヤ教徒で、頑迷なところがあった。
 あるとき、預言者エレミヤが神殿の庭に立って人々にいった。
「イスラエルの神、万軍の主はこういわれる。見よ、わたしはこの都と、それに属するすべての町々に、わたしが告げたすべての災いをもたらす」。
 ヨヤキム王時代は、新バビロニア帝国がユダ王国を脅かし始めた時代であり、エレミヤの言葉はユダ王国の敗北を預言するものだった。
 愛国者だったパシュフルはこれを聞いて大いに腹を立てた。彼はエレミヤに暴行を加えると、神殿近くの門に一夜拘留した。
 翌日釈放されたエレミヤはパシュフルにいった。
「主はお前の名をパシュフルではなく、『恐怖が四方から迫る』と呼ばれる」。
 さらに、エレミヤはこれに続けてバビロン捕囚まで預言した。
「主はこう言われる。……わたしはユダの人をことごとく、バビロンの王の手に引き渡す」。
 しかし、パシュフルはこれ以上はエレミヤを罰しなかったようだ。
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登場人物で読む聖書の物語 第五章 目次
第五章■南北王国の時代
(BC930~580年ころ)
◆イスラエル統一王国の分裂(イスラエル王国、ユダ王国)と滅亡

第五章について
●イスラエル統一王国の分裂//|ヤロブアムアヒヤアビヤレハブアムアドニラムシェマヤシシャク
【イスラエル王国】
●クーデター政権//|バシャジムリオムリ
●王による異教崇拝//|アハブイゼベルナボトベン・ハダド二世
●王国の衰退と預言者たちの活躍//|エリヤオバドヤミカヤツィドキヤアハズヤヨラムメシャエリシャゲハジナアマンハザエルイエフヨナダブヨアハズヨアシュ
●国土回復と記述予言者たちの活躍//|ヤロブアム2世ヨナアモスアマツヤホセアゴメル
●イスラエル王国の滅亡//|メナヘムペカホシェアシャルマナサル5世
【ユダ王国】
●ユダ王国VSイスラエル王国//|アビヤアサアザルヤハナニヨシャファトヤハジエル
●悪妃アタルヤの反乱//|ヨラムアハズヤアタルヤヨヤダヨアシュゼカルヤ
●ユダの善王・悪王//|アマツヤウジヤヨタムアハズ
●世界帝国アッシリアとユダ王国//|ティグラト・ピレセルウリヤオデドヒゼキヤセンナケリブラブ・シャケエルヤキムメロダク・バルアダンイザヤマナセ
●『律法の書』事件//|ヨシヤヒルキヤフルダネコ
●バビロン捕囚とユダ王国の滅亡//|ヨヤキムヨヤキンゼデキヤ
●預言者エレミヤの物語//|エレミヤパシュフルウリヤヤアザンヤバルクユディハナンヤエルアサセラヤツェファンヤイルイヤエベド・メレクネブザルアダンゲダルヤヨハナンイシュマエルアザルヤ
●預言者エゼキエルの物語//|エゼキエル
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