小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
ユダの善王・悪王(1) |
アマツヤ |
Amaziah|「主の力」|ヘブライ語 |
■戦争しよう
ユダ王国第9代国王(在位、前801~787年)。敬虔ではあったが、自分の実力を過大評価して調子にのりやすいタイプだった。
彼は王位につくと、父ヨアシュ王を殺害した家臣たちを処刑したが、彼らの家族までは殺さなかった。
「父は子のゆえに死に定められず、子は父のゆえに死に定められない。人は、それぞれ自分の罪のゆえに死に定められる」と、律法に記されていたからだった。
このことからもわかるように、アマツヤは神の言葉に従う人だった。
ところが、その後起こった戦争でエドム人たちに勝利すると、アマツヤは自国の力を過大評価し、イスラエル王国に対して戦争を申し込んだ。
当時のイスラエル国王ヨアシュは、アマツヤの思い上がりを馬鹿にし、自ら災いを招くなと警告したが、アマツヤは聞かなかった。
こうして戦争が起こると、ユダは惨敗し、イスラエル軍は首都エルサレムの城壁まで破壊し、神殿の財宝を略奪した。
この戦争の後もアマツヤは長く王位にあったが、もはや人々の人気を得ることはなく、最後は反対勢力の謀反によって殺された。 |
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