小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
イスラエル王国の滅亡(1) |
メナヘム |
Menahem|「慰めるもの」|ヘブライ語 |
■支離滅裂の暗黒時代
イスラエル王国第16代国王(在位、前747~738年)。王権を維持するためには手段を選ばない、残酷で無分別な王だった。
イスラエル王国はヤロブアム2世以降は、完全な暗黒時代になった。
ヤロブアム2世の死後、息子のゼカルヤが王となったが、6か月後にはシャルムという謎の人物が謀反を起こした。
しかし、このシャルムもわずか1か月後に首都サマリアで殺された。
この謀反によって王となったのが、やはり素性のはっきりしないメナヘムだった。
このとき、サマリア各地で反乱が相継いだが、メナヘムはそれを強引に鎮圧した。ある町の住民は、メナヘムのために城門を開かなかったという理由で攻撃され、すべての妊婦が切り裂かれて殺された。
こうして王となったメナヘムは、王位を維持するためにはかなり情けないことまでも平気で行った。
彼の治世にイスラエルはアッシリア帝国に攻め込まれたことがあったが、メナヘムは独立のために戦うのではなく、国の有力者から銀を取り立て、莫大な量の銀を貢ぐことで国を維持することを選んだ。
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