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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(235)
列王記・歴代誌
世界帝国アッシリアとユダ王国(7)
エルヤキム
Eliakim|「神の力が増しますように」|ヘブライ語
■城壁の上で民が聞いている


  紀元前7世紀ころ、ユダのヒゼキヤ王に仕えていた宮廷長。アッシリア王センナケリブの使者ラブ・シャケがユダ王国の首都エルサレムを訪れたとき、代表団の一員として応対した、生真面目で臆病な人物。
 ラブ・シャケは高慢な男で、いかにも高圧的な態度でヒゼキヤ王のことを非難したが、これを聞いただけで、エルヤキムはそわそわと落ちつかない様子になった。
 話し合いはエルサレムの城壁の近くで行われたが、城壁の上には町の住人たちが集まって、その様子を見守っていたからだ。
 エルヤキムとしては、話し合いの内容を人々に知られたくなかったのである。
「僕どもはアラム語が分かります。どうぞアラム語でお話ください。城壁の上にいる民が聞いているところで、わたしどもにユダの言葉で話さないでください」。
 しかし、エルヤキムの頼みは完全に無視されてしまった。
 ラブ・シャケは最初からそれが目的だったかのように、話し合いの間じゅうずっと同じ言語で話し続け、エルヤキムはただおろおろしながらそれを聞き続けた。

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登場人物で読む聖書の物語 第五章 目次
第五章■南北王国の時代
(BC930~580年ころ)
◆イスラエル統一王国の分裂(イスラエル王国、ユダ王国)と滅亡

第五章について
●イスラエル統一王国の分裂//|ヤロブアムアヒヤアビヤレハブアムアドニラムシェマヤシシャク
【イスラエル王国】
●クーデター政権//|バシャジムリオムリ
●王による異教崇拝//|アハブイゼベルナボトベン・ハダド二世
●王国の衰退と預言者たちの活躍//|エリヤオバドヤミカヤツィドキヤアハズヤヨラムメシャエリシャゲハジナアマンハザエルイエフヨナダブヨアハズヨアシュ
●国土回復と記述予言者たちの活躍//|ヤロブアム2世ヨナアモスアマツヤホセアゴメル
●イスラエル王国の滅亡//|メナヘムペカホシェアシャルマナサル5世
【ユダ王国】
●ユダ王国VSイスラエル王国//|アビヤアサアザルヤハナニヨシャファトヤハジエル
●悪妃アタルヤの反乱//|ヨラムアハズヤアタルヤヨヤダヨアシュゼカルヤ
●ユダの善王・悪王//|アマツヤウジヤヨタムアハズ
●世界帝国アッシリアとユダ王国//|ティグラト・ピレセルウリヤオデドヒゼキヤセンナケリブラブ・シャケエルヤキムメロダク・バルアダンイザヤマナセ
●『律法の書』事件//|ヨシヤヒルキヤフルダネコ
●バビロン捕囚とユダ王国の滅亡//|ヨヤキムヨヤキンゼデキヤ
●預言者エレミヤの物語//|エレミヤパシュフルウリヤヤアザンヤバルクユディハナンヤエルアサセラヤツェファンヤイルイヤエベド・メレクネブザルアダンゲダルヤヨハナンイシュマエルアザルヤ
●預言者エゼキエルの物語//|エゼキエル
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