小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
世界帝国アッシリアとユダ王国(9) |
イザヤ |
Isaiah|「神の救い」|ヘブライ語 |
■ただ神のみに頼れ
前8世紀ころのユダ王国で活躍した、旧約聖書の中でも最大の預言者の1人。
ウジヤ王が死んだ前740年に神の啓示を受けて預言者となり、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤ王の治世に活動した。身分が高く、王と面会して意見を述べる資格を持っていたが、その考えはしばしば王と対立した。
イザヤが活躍した時代はエジプトとアッシリアが力を持った時代であり、その間にあったユダ王国は、イスラエル王国との敵対関係もあって、時に応じて政治的・軍事的に他国と手を結ぶ必要があった。
しかし、イザヤの主張は、ただ神のみを信じ、それ以外の者に頼るなというものだった。
彼にとっては、力の論理に振り回されるのは愚かなことであり、歴史の背後に働いている神の力に頼ることだけが大事だったわけだ。
このため、アッシリアに援助を求めたアハズ王の時代には、イザヤはエルサレムでの公的活動を禁止されたこともあった。
旧約聖書正典に含まれる「イザヤ書」の一部(1~35章)は、このイザヤが実際に語った言葉から成っていると言われている。 |
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