小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
バビロン捕囚とユダ王国の滅亡(1) |
ヨヤキム |
Jehoiakim|「神が確立した」|ヘブライ語 |
■滅亡へ一歩を踏み出す
ユダ王国第18代国王(在位、前608~598年)。いままさに国が滅びようとしている時代に、的外れなことばかりしていた愚か者の王だった。
ヨシヤ王の死後、王国の人々は王子ヨアハズを第17代王としたが、彼は父王と同じくユダ王国を支配するエジプトを敵視していた。
このため、ユダ王国の支配者だったエジプト王ネコはヨアハズを廃位してエジプトに幽閉した。
このとき、ヨアハズの兄エルヤキムはここぞとばかりネコに取り入り、王位に就けてもらい、ネコの命令でヨヤキムと改名したのである。
エジプトの支配下にあったユダ王国はエジプトに貢物をしなければならず、国民は重税に苦しんだが、こんな状況下にヨヤキムは宮殿建築まで行い、預言者エレミヤに非難されるということもあった。
前605年に新バビロニア帝国がエジプトからパレスチナの支配権を奪ったが、その数年後にはヨヤキムはバビロニアに対してまったく勝ち目のない反抗を企てた。
この反抗の結果として、前597年にバビロニアの正規軍がエルサレムを攻め、第1回目のバビロン捕囚が行われたのである。 |
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