小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
悪妃アタルヤの反乱(5) |
ヨアシュ |
Joash|「神に与えられた」|ヘブライ語 |
■7才で王となる
ユダ王国第8代国王(在位、前840~801年)。祭司長ヨヤダのおかげで7才で王となったせいか、周囲の人々の影響を受けやすく、優柔不断だった。
ヨヤダは立派な人物で、ヨアシュが王となってからも何かとアドバイスしたので、王はヨヤダが生きている間は神に忠実に行動した。
治世23年目には神殿の改築工事にも積極的に取り組み始めた。
しかし、その後ヨヤダが死ぬと、王は神の道を踏み外すようになった。このころ、ユダの高官たちの中には異教の神を崇拝する者がいたが、彼らの意見を聞くうちに、王自身までが同じ行いに染まってしまったのである。
ヨヤダの子ゼカルヤは、神の言葉を受けて人々に警告したが、ヨアシュは部下に命令してゼカルヤを殺してしまった。
すると、いつものパターンで神の怒りが下ることになった。
ゼカルヤが死んだ年が改まるころ、アラム王国の軍にユダ王国の首都エルサレムが襲撃されて多くの高官たちが殺され、ヨアシュもまた重傷を負わされた。さらに、殺されたゼカルヤと親しかった家臣によって、ヨアシュは暗殺されてしまった。 |
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