小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エレミヤ書 |
預言者エレミヤの物語(15) |
ヨハナン |
Johanan|「神の慈悲」|ヘブライ語 |
■暗殺を阻止できず
紀元前6世紀ころ、ユダ王国滅亡当時のユダの軍隊長の1人。神の言葉よりも現実的な選択を好む人物だった。
首都エルサレム崩壊後、他の軍隊長たちと荒野に隠れていたが、ゲダルヤがユダ総督になるとエルサレムに戻り、総督に忠誠を誓った。
数カ月後、ユダの王族の1人イシュマエルがゲダルヤ暗殺を計画していることを知ると、すぐに彼に報告した。
「あなたが暗殺され、ここに集まって来たユダの人々が、またちりぢりになり、滅びてしまってもよいのですか。わたしが行って、ネタンヤの子イシュマエルを殺して来ます」。
しかし、ゲダルヤは彼の報告を信じず、このために総督府で暗殺されてしまった。
このとき、イシュマエルは総督府に残っていた人々を捕虜にした。
事件を知ったヨハナンはすぐに他の軍隊長たちと追跡した。彼らはギブオン付近で敵に追いついたが、イシュマエルは捕虜を置いて逃げてしまった。
この事件による支配国バビロニアの報復を恐れたヨハナン一行は、この後預言者エレミヤやバルクも引き連れてエジプトへ逃亡した。 |
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