小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
イスラエル王国の滅亡(4) |
シャルマナサル5世 |
ShalmaneserⅤ|「シュルマン(神)は指導者である」|アッシリア語 |
■アッシリア帝国の世界制覇
紀元前8世紀のアッシリア国王(在位、前726~722年)。イスラエル王国に滅亡をもたらした王である。
彼の父であるティグラト・ピレセルの時代に、イスラエル王ホシェアは親アッシリア政策を取って貢ぎ物を欠かさなかったが、ティグラト・ピレセルが死ぬや、態度を変えてアッシリアに抵抗し始めた。
新王となったシャルマナサルはこれを許せず、イスラエル王国に攻め込み、ホシェアを捕らえた。さらに首都サマリアを包囲して、ついにイスラエルを滅亡させたのである。
聖書では、サマリアの陥落までシャルマナサルがアッシリア王だったとされているが、史実としてのサマリアの陥落は次王サルゴン2世によってなされたともいわれる。
サマリア陥落後、サルゴン2世はサマリアの支配者層を他民族の土地に入植させ、他民族の支配者層をサマリアに入植させるという被征服民交換政策を徹底して行った。このために、イスラエル王国を構成していた10の部族は他民族と混血し、世界の歴史から消え去ることになった。 |
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