小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
世界帝国アッシリアとユダ王国(10) |
マナセ |
Manasseh|「忘れさせる」|ヘブライ語 |
■異教信仰を復活させる
ユダ王国第14代国王(在位、前696~642年)。12才で王位に就き、55年間王位にあった。この治世年数は南北王国の中で最長で、それなりの統治能力を持った王だったに違いない。
しかし、聖書の中にはマナセの誉め言葉はなく、悪い王として非難されている。
マナセは、宗教改革を行った父ヒゼキヤの政策に反対して、ユダ王国内にカナン土着の神々への信仰を復活させた。
ヒゼキヤが破壊した土着神の祭壇を再建し、イスラエルの神が禁止した儀式を行い、呪術や霊媒も用いた。神の僕である預言者は、当然このような行為を非難した。
「ユダの王マナセはこれらの忌むべきことを行い、かつてアモリ人の行ったすべての事より、さらに悪い事を行い、その偶像によってユダにまで罪を犯させた。それゆえ、イスラエルの神、主はこう言われる。見よ、わたしはエルサレムとユダに災いをもたらす」。
このためにマナセは捕虜になってバビロンに引いて行かれるという罰を受け、その後は心を入れ替えてイスラエルの神を信仰した。 |
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