小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
ユダの善王・悪王(2) |
ウジヤ |
Uzziah|「神は力なり」|ヘブライ語 |
■重い皮膚病の罰
ユダ王国第10代国王(在位、前787~736年)。アザルヤとも呼ばれる。政治的に優れた手腕の持ち主だった。
ウジヤはイスラエル王国と争うことがなかったので、この時代にユダ王国もイスラエル王国も繁栄し、両国の領土は最大版図を成したダビデ王時代の王国に匹敵するまでに回復した。
内政においても、ウジヤは農業を振興し、軍備を整え、物質的にも豊かな国を築いた。
彼は父王の時代にイスラエル軍に破壊された首都エルサレムの城壁も修復し、その城壁に矢を射たり石を投げたりする装置を置いた。
しかし、彼の人生の最後は悲惨なものになってしまった。あるとき、彼は神殿の中で自ら香を焚こうとしたが、この行為は実は祭司にだけ許されたことだった。
祭司アザルヤはすぐにそのことで王を非難したが、王は過ちを認めないばかりか、逆に祭司たちを罵った。
すると、神の怒りがウジヤに下り、まだ罵る言葉も終わらないうちに彼は重い皮膚病に犯されてしまった。
このため、彼は隔離され、死ぬまで苦しみ続けることになった。 |
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