小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
王国の衰退と預言者たちの活躍(15) |
ヨアシュ |
Jehoash|「神に与えられた」|ヘブライ語 |
■敵国へ向けて矢を射ろ
イスラエル王国第12代国王(在位、前802~787年)。賢明な人物で、アッシリアがアラム人の都市ダマスコを占領した機会を逃さず、アラムに奪われていたイスラエルの領土を回復した。
しかし、このようなヨアシュの貢献も預言者エリシャによって預言されたものだった。
ヨアシュが王になったばかりのころ、エリシャは死の病を患っており、ヨアシュはそれを見舞いに行った。
このときエリシャはヨアシュに、東側の窓から敵国アラムに向けて矢を射るようにいい、ヨアシュはそうした。
エリシャはこれは敵国への勝利を意味していると説明した。
次いで、彼はヨアシュに地面に向けて射るように命じた。ヨアシュは地面に向けて3度弓を射た。
エリシャはこれを見て、5度、6度と射るべきだったと残念がり、「今となっては、3度しかアラムを撃ち破ることができない」といった。
この預言どおり、後にヨアシュは3度アラムを打ち破り、アラムに奪われていた領土を取り戻した。
しかし、勝利は3度だけで、アラムを征服することはできなかった。
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