小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
王国の衰退と預言者たちの活躍(5) |
アハズヤ |
Ahaziah|「神は継続する」|ヘブライ語 |
■異教の神に頼ると……
イスラエル王国第8代国王(在位、前852~851年)。アハブ王の息子。神の道にはずれることばかりしていたようだが、部屋の欄干から落ちて病気になった事件の方が大きく扱われている。
病気になったアハズヤは「バアル・ゼブブ神のところに行き、病気が治るかどうか尋ねよ」と使者に命じた。
バアル・ゼブブはもちろん異教の神である。
すると、イスラエルの神の命令を受けた預言者エリヤが使者の前に現れ、異教の神に頼る愚かさを指摘し、王は必ず死ぬと預言した。
怒った王は、五十人隊長に命じ、エリヤを捕らえに行かせた。
が、山の上にいたエリヤを捕らえようとすると、天から火が降ってきて五十人隊を全滅させた。
王は第2の五十人隊を送ったが、彼らもまた殺された。
3回目に送られた五十人隊の長はエリヤに会うとまず命ごいをしたので、彼らは殺されず、エリヤは彼らと共に王のもとに出向いた。
そして、王の目の前で異教の神に頼ったことを責め、改めて王が死ぬと預言した。すると、病気が悪化してアハズヤは本当に死んでしまった。
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