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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(196)
列王記・歴代誌
王国の衰退と預言者たちの活躍(9)
ゲハジ
Gehazi|「幻の谷」|ヘブライ語
■報酬を求めた罰

  紀元前9世紀ころにイスラエル王国で活躍した預言者エリシャの従者。働き者だったが、愚かだった。
 ヨラム王の時代、エリシャはしばしば、ある裕福な夫人の家で食事の世話を受けた。どうにかして礼をしたいというエリシャにゲハジはいった。
「彼女には子供がなく、夫は年を取っています」。
 そこでエリシャは夫人を呼び、彼女に子供が生まれると告げた。すると、預言どおり彼女は子供を得た。
 が、その子は大きくなってから突然死んでしまった。
 母は嘆き、こんなことなら子供などいらなかったと訴えた。
 エリシャは従者ゲハジに杖をわたし、これを死んだ子供の顔の上に置けと命じた。
 ゲハジは1人で出かけていってそのとおりにしたが、子供は生き返らなかった。
 エリシャがやってきて神に祈ると、子供は生き返った。
 このように、ゲハジは特別な能力を持たなかったが、エリシャのために忠実に働いた。
 ところが、エリシャがアラム王国の軍司令官ナアマンを助けたとき、ゲハジは密かにナアマンに報酬を要求してしまった。このために、ゲハジは重い皮膚病に襲われ、エリシャのもとを去った。
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登場人物で読む聖書の物語 第五章 目次
第五章■南北王国の時代
(BC930~580年ころ)
◆イスラエル統一王国の分裂(イスラエル王国、ユダ王国)と滅亡

第五章について
●イスラエル統一王国の分裂//|ヤロブアムアヒヤアビヤレハブアムアドニラムシェマヤシシャク
【イスラエル王国】
●クーデター政権//|バシャジムリオムリ
●王による異教崇拝//|アハブイゼベルナボトベン・ハダド二世
●王国の衰退と預言者たちの活躍//|エリヤオバドヤミカヤツィドキヤアハズヤヨラムメシャエリシャゲハジナアマンハザエルイエフヨナダブヨアハズヨアシュ
●国土回復と記述予言者たちの活躍//|ヤロブアム2世ヨナアモスアマツヤホセアゴメル
●イスラエル王国の滅亡//|メナヘムペカホシェアシャルマナサル5世
【ユダ王国】
●ユダ王国VSイスラエル王国//|アビヤアサアザルヤハナニヨシャファトヤハジエル
●悪妃アタルヤの反乱//|ヨラムアハズヤアタルヤヨヤダヨアシュゼカルヤ
●ユダの善王・悪王//|アマツヤウジヤヨタムアハズ
●世界帝国アッシリアとユダ王国//|ティグラト・ピレセルウリヤオデドヒゼキヤセンナケリブラブ・シャケエルヤキムメロダク・バルアダンイザヤマナセ
●『律法の書』事件//|ヨシヤヒルキヤフルダネコ
●バビロン捕囚とユダ王国の滅亡//|ヨヤキムヨヤキンゼデキヤ
●預言者エレミヤの物語//|エレミヤパシュフルウリヤヤアザンヤバルクユディハナンヤエルアサセラヤツェファンヤイルイヤエベド・メレクネブザルアダンゲダルヤヨハナンイシュマエルアザルヤ
●預言者エゼキエルの物語//|エゼキエル
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