小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
ユダの善王・悪王(4) |
アハズ |
Ahaz|「彼はつかんだ」|ヘブライ語 |
■異教の風習に憧れた王
ユダ王国第12代国王(在位、前744~729年)。ユダ国王の中でも代表的に邪悪だった人物で、なにひとつとして神の目にかなう正しいことを行わず、カナンの土地に古くから伝わる異教の風習に染まったという。
彼の治世の終わり近くに、アラム人とイスラエル王国の連合軍がユダ王国に攻めてきたが、このとき彼はアッシリア王ティグラト・ピレセルに金銀を送って応援を頼んだ。
「わたしはあなたの僕、あなたの子です。どうか上って来て、わたしに立ち向かうアラムの王とイスラエルの王の手から、わたしを救い出してください」。
このおかげでユダ王国は危機を脱したが、異教徒の王に頼るということは、神を信頼しない間違った行為とされる。
このころから偉大な預言者であるイザヤが活動し始めており、このようなアハズの行為を非難したが、アハズはそれを無視した。
しかも、アハズはアッシリア王と面会するためにダマスコの町を訪れると、そこにあった異教の祭壇に感動し、それと同じものをエルサレムに作らせ、その祭壇でイスラエルの神を祭ったという。 |
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