小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
国土回復と記述預言者たちの活躍(6) |
ゴメル |
Gomer|「残り火」|ヘブライ語 |
■姦淫する女
紀元前8世紀のイスラエルの預言者ホセアの妻。浮気性の女で、一度はホセアを捨てて別の男に走ったが、その後に復縁した。
ゴメルは最初にホセアと結婚したとき、3人の息子を生んだ。
この頃から彼女は他の男と関係を持っていたらしく、ホセアは子供たちにイスラエル人にとっては不吉な名前をつけた。
1人目はイエフ王が前王の一族を虐殺した場所であるイズレエルと名付けた。
2人目はロ・ルマハ(憐れまれぬ者)、3人目はロ・アンミ(わが民でない者)だった。
ゴメルはこれらの子を生んだ後、ホセアのもとを去って別の男と暮らし始めた。ホセアは大いに苦しんだ。
「告発せよ、お前たちの母を告発せよ。彼女はもはやわたしの妻ではなく、わたしは彼女の夫ではない」。
しかし、ホセアは妻を完全に捨て去ることはしなかった。あるとき、神が彼にいった。
「行け、夫に愛されていながら姦淫する女を愛せよ。イスラエルの人々が他の神々に顔を向け、その干しぶどうの菓子を愛しても、主がなお彼らを愛されるように」。
こうして、ホセアはまたゴメルと暮らし始めたのだという。
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