小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
ユダ王国VSイスラエル王国(2) |
アサ |
Asa|「創造された」|ヘブライ語 |
■南北両王国の国境線
ユダ王国第3代の国王(在位、前908~868年)で、前王アビヤの弟。信仰心が強く、妥協のない人物だった。
代々の王は異教の神々を崇拝したため、ユダ王国内には異教の神の祭壇や像があったが、アサはこれらのものを次々と破壊した。このためアサは神に愛され、ユダ王国を41年間も支配し、王国は安定した。
しかし、彼は政治家としても優れていた。
この時代も南北王国は戦争状態にあり、アサはイスラエルのバシャ王の軍と絶えず戦っていた。
そんなあるとき、バシャ王がユダ王国の領地内に要塞を築こうとしたことがあった。このとき、アサはすぐにもアラム人の王ベン・ハダドに金・銀を送り、イスラエル王国との同盟をやめ、ユダの味方になってくれるように申し込んだ。
この作戦はまんまと図に当たった。
ベン・ハダドがイスラエル王国を北方から攻撃し始めたため、バシャ王の軍は北方の防戦のために自国に戻るしかなかったのである。
このチャンスにアサ王は敵軍が運んできた建材を用いて、ミツパとゲバに要塞を築いた。こうして、ミツパを東西に通るラインが両王国の国境線となった。 |
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