小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
バビロン捕囚とユダ王国の滅亡(3) |
ゼデキヤ |
Zedekiah|「神は正義なり」|ヘブライ語 |
■ユダ王国の滅亡
ユダ王国第20代国王(在位、前597~587年)。王国の滅亡に直面した最も不幸な王。前王ヨヤキンのおじ。
第1回バビロン捕囚直後に、バビロニア王ネブカドネツァルによって王位に就けられた。
バビロニアはユダの領地の多くを奪い取り、間接的に王国を統治したので、ゼデキヤ王はほとんどあやつり人形のような王だった。
ネブカドネツァルによって王となったので、ゼデキヤもバビロニアのいうことに従った。
しかし、前589年になると、ゼデキヤはエジプトを後ろだてとした周辺諸国の誘いに乗って、バビロニアに反旗を翻した。
バビロニア軍はすぐにも攻めて来ると、エルサレムを包囲し、前587年にはついにエルサレムを徹底的に破壊した。
ゼデキヤは捕らえられてネブカドネツァルの前に連行され、目の前で王子たちを殺された上に、彼自身も両目をえぐられ、青銅の足かせをはめられてバビロンに連行された。
これによって、ユダ王国は滅亡し、ユダはバビロニアの属州となり、以降70年間にわたるバビロン捕囚の時代が始まったのである。 |
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