小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
『律法の書』事件(1) |
ヨシヤ |
Josiah|「神に癒された」|ヘブライ語 |
■優れた王の典型
ユダ王国第16代国王(在位、前639~609年)。15代国王アモンの子。ソロモン以降のユダ国王の中でヒゼキヤと並んで最も高い評価を受けている。
8才で王となったが、若いときから信仰に熱心で、その治世の第8年からイスラエルの神を積極的に信仰するようになり、第12年からはユダ王国内にあった異教の神を祭る祭壇を破壊するようになった。
治世第18年からは本格的な宗教改革に取り組み始めた。
この年に、改修中のエルサレム神殿から1つの「律法の書」(聖書正典の「申命記」の原型だといわれている)が発見されたのが、そのきっかけだった。
ヨシヤはその書の内容と実際の宗教行為がかけ離れていることに驚き、その書の内容に合った宗教行為が行われるように改革を行ったのである。
この改革はユダ王国内だけでなく、アッシリアに滅ぼされたイスラエル王国の領土にまで及んだ。つまり、ヨシヤは南北イスラエルの再統一を目指していたのである。
しかし、この後に起こったエジプトとの戦争でヨシヤは死に、南北イスラエル統一の夢は破れ、宗教改革も後退することになった。 |
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