小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
エレミヤ書 |
預言者エレミヤの物語(6) |
ユディ |
Jehudi|「ユダの人」|ヘブライ語 |
■預言書をナイフで裂いて燃やす
紀元前6世紀頃、ユダ国王ヨヤキムの宮廷で働いていた役人。時の預言者エレミヤに協力的な役人で、王と側近たちに弟子バルクが筆記したエレミヤの預言を読み聞かせる役目をはたした。
バルクがエルサレム神殿でエレミヤの預言を読み聞かせたときのこと。数人の役人たちはその内容が知りたくなり、ユディを使いに出してバルクを招いた。
ここでバルクからその預言を知らされた役人たちは、それを是非とも王に読み聞かせたくなった。そんなことをすればエレミヤとバルクが殺される可能性もあったので、役人たちは2人に身を隠すように指示し、それからユディを王のもとに送った。
ユディは宮殿に赴き、暖炉の前で王や役人たちに巻物を読み聞かせた。
が、王と側近たちは預言を聞いても恐れを抱かないばかりか、王はユディが数行読むごとに巻物をナイフで裂いて暖炉で燃やし、エレミヤとバルクを捕らえるよう命じた。
巻物が燃やされたことを知ったエレミヤは、再びバルクに口述筆記をさせたという。 |
|
|