小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エレミヤ書 |
預言者エレミヤの物語(7) |
ハナンヤ |
Hananiah|「ヤハウェは恵み深い」|ヘブライ語 |
■偽預言者の末路
紀元前6世紀頃のユダ王国の預言者。危機的な時代に、災いではなく平和の到来を語る偽預言者だったが、真の預言者エレミヤよりも人気があった。
最後の国王ゼデキヤが即位したころのこと。エレミヤは神の言葉を受けて木製のくびきを作るとそれを自分の首にはめ、バビロニアがユダの人々にくびきをはめると預言し始めた。
このころハナンヤも預言活動を行っていたが、彼は平和の到来を預言していた。
あるとき、この2人がエルサレム神殿の庭で対決した。聴衆にはどちらが正しいか分からなかった。
するとハナンヤはエレミヤの首からくびきをはずして打ち砕き、神はこのようにバビロンのくびきを打ち砕いてくれると声高らかにいった。
人々は大いに喜び、この対決は外見上はハナンヤの勝利に終わった。
しかし、この後で神の言葉がエレミヤに臨み、神は木のくびきではなく、鉄のくびきを人々の首にはめるといった。
エレミヤは次の対決でそれをハナンヤに伝え、彼が今年中に死ぬと預言した。その預言どおり、間もなくハナンヤは死んでしまった。 |
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