小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
世界帝国アッシリアとユダ王国(1) |
ティグラト・ピレセル |
Tiglath Pileser|「私の信頼する人はエサラの息子」|アッシリア語 |
■世界帝国を築く
アッシリア帝国の国王(在位、前744~727)。進取の気風に富んだやり手の人物だった。
これまでアッシリアでは自由農民や農奴によって軍隊が編制されていたが、彼はこれを職業軍人の常備軍に替え、3人乗りの戦車を採用したり、歩兵の武具や攻城具も改良して軍事力を強大化した。
彼は周辺諸国への侵略も開始し、このためにイスラエル王国は東と北の領土を失い、滅亡への一歩を踏み出したのである。
これに対してダマスコ王レツィンとイスラエル王ペカは反アッシリア同盟を結び、ユダ国王アハズにも参加を呼びかけた。
が、アハズがこれを拒否したため、ダマスコのアラム人とイスラエルの連合軍がユダを攻撃した。
ところがこの戦争に際して、アハズはティグラト・ピレセルに応援を頼んだのである。
この申し出はティグラト・ピレセルの目的に反するものではなかったので、王はすぐにもダマスコを攻撃して王レツィンを殺した。
アッシリアはこの時代にバビロニアをも征服しており、強大な世界帝国を築いた。 |
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