小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
ユダの善王・悪王(3) |
ヨタム |
Jotham|「神はまっすぐに立つ」|ヘブライ語 |
■神を敬う優等生
ユダ王国第11代国王(在位、前759~744年)。歴代ユダ国王の中でも優れた王だった父ウジヤの教えを守って政治を行った優等生的人物。
ヨタムがユダ王国を治めるようになったのは、ウジヤが皮膚病で隔離されたときからで、実はヨタムは王ではなくて摂政だったともいわれる。
しかし、いずれにしても彼は立派な政治家で、ユダ王国の軍事的・政治的繁栄を維持した。
彼は父の政策を引き継いで、神殿や城壁の修復工事を続けたほか、ユダの山地に町を築いたり、森の中に城塞や塔を築いて、父の時代よりも城塞都市の数を増やした。
聖書の記述からははっきりしないが、ヨタムの治世は父ウジヤの在位期間の中に含まれているので、政治を行うに当たっては、皮膚病で隔離されていた父のもとに出かけ、その意見に従って行ったのかも知れない。
ウジヤが皮膚病に犯されたことを知ったアンモン王国はユダ王国に反旗を翻したが、ヨタムはそれを打ち破り、その後3年の間、銀、小麦、大麦などを献上させている。
聖書では、ヨタムの成功は彼が敬虔な人物だったからだとされている。 |
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