小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
列王記・歴代誌 |
悪妃アタルヤの反乱(3) |
アタルヤ |
Athaliah|「神は高められる」|ヘブライ語 |
■王位を継いだ母
ユダ王国第6代国王アハズヤの母で、イスラエル王国第7代国王アハブと妻イゼベルの娘。ユダ王国に不幸をもたらした元凶ともいえる女。
彼女は同盟関係強化のためにイスラエルからユダ国王ヨラムのもとへ嫁いだが、フェニキア人だった母イゼベルと同じく異教の神を崇拝し、ヨラムに悪影響を与えた。
それだけならまだしも、彼女はダビデの家系を根絶やしにして、ユダ王国を乗っ取ろうとさえした。
息子アハズヤがイスラエルの司令官イエフのクーデターで死んだときのこと。息子の死を知った彼女はすぐにも王族の者たちすべてを殺し、彼女自身がユダ王国第7代の王となった(在位、前845~840年)。
幸いにも、アハズヤの息子の1人ヨアシュだけは救出され、ダビデの系統が根絶されることはなかったが、この事件以降、彼女は6年間も王国を支配した。
しかし、、7年後に祭司ヨヤダを中心とした勢力が革命を起こすと、彼女はすぐに孤立した。
彼女はいきり立って「謀反、謀反」と叫んだが、もはや彼女を助ける者はなく、最期はあっさり殺されてしまった。 |
|
|