小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
列王記・歴代誌 |
バビロン捕囚とユダ王国の滅亡(2) |
ヨヤキン |
Jehoiachin|「神が任命した」|ヘブライ語 |
■第一回バビロン捕囚
ユダ王国第19代国王(在位、前598~597年)。第1回バビロン捕囚で憂き目に会った不運な王である。
父王ヨヤキムは新バビロニア帝国の支配に反抗を企てたが、これに怒ったバビロニア王ネブカドネツァルが首都エルサレムに正規軍を派遣する直前に死んでしまった。このため、王子ヨヤキンが急きょ王となり、バビロニア軍に対抗したのである。
しかし、まだ18才だった彼には不利な状況を打開する力量はなかった。彼は敵軍にエルサレムを包囲されると、あっさりと降伏した。
この結果、エルサレムは破壊を免れたものの、王ヨヤキンだけでなく、王族や宦官、軍の高官、戦士、技術者などユダ王国の有力者たち約8000人が捕囚としてバビロンに連行された。
これが前597年の第1回バビロン捕囚で、これによってユダ王国は抵抗力を完全に奪われたのだった。
バビロンにおけるヨヤキンは牢獄に閉じこめられていたようだが、37年後に即位した新しいバビロニア王によって牢から出され、王と共に食事をするほどに手厚くもてなされたという。 |
|
|