小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
国土回復と記述預言者たちの活躍(5) |
ホセア |
Hosea|「救い」|ヘブライ語 |
■夫を裏切った妻を許す
紀元前8世紀ころのイスラエル王国の預言者。神の召命によって預言者となったのではなく、不幸な私生活を通して預言者として目覚めた人物である。
ヤロブアム2世時代の末期からイスラエル王国滅亡までの期間に活躍した。
ヤロブアム2世の時代にイスラエルは驚異的な繁栄を遂げたが、その後は衰退する一方だった。
この時代に、ホセアは社会的な悪や偶像崇拝の流行を厳しく非難した。彼はこのためにイスラエルは滅びると語ったが、それは決して神がイスラエルを見放すことではなかった。
イスラエルはいうなれば姦淫する妻のようなもので、夫である神を裏切り、このために神の罰を受けて一度は放逐されるが、やがて罪を洗い清め、許されることになるというのが彼の預言の特徴だった。
こうした神の意志を、ホセアは自らの不幸な結婚生活から学んだ。
ホセアはゴメルという女と結婚したが、彼女は夫を裏切り、別の男に走った。しかし、ホセアは妻を捨てることなく愛し続け、やがて彼女を許して復縁した。
こうした経験が神とイスラエルの関係に置き換えられたらしい。
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