小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
国土回復と記述預言者たちの活躍(2) |
ヨナ |
Jonah|「鳩」|ヘブライ語 |
■魚に飲まれた預言者
紀元前8世紀のイスラエル王国の預言者。ヤロブアム2世の時代に活動した、預言者の癖に神の命令で預言するのを嫌がった不思議な人物。奇妙な冒険物語が伝えられている。
あるときのこと、神の言葉がヨナに下っていった。
「さあ、大いなる都ニネベ(アッシリアの首都)に行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ」。
しかし、ヨナは神の言葉に従うのが嫌で逃げ出すと、スペイン行きの船に乗り込んだ。
が、ヨナが船底で寝ている間に嵐が襲ってきた。
船乗りたちは神に祈り、誰のせいで災難に襲われたかくじ引きで確かめることにした。
くじはヨナに当たったので、ヨナは自分が神の命令に背いて逃げてきたことを白状した。
船乗りたちが神に祈り、ヨナの手足を捕らえて海に投げ込むと嵐はぴたりと収まった。
ヨナは、海の中で巨大な魚に飲み込まれ、3日3晩魚の腹の中で神に祈り続けた。
その後、魚がヨナを陸地に吐き出した。魚は神が送ったものだったのである。
そこでヨナは改めて神の命令を受け、ニネベで預言を行ったのである。
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