小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
列王記・歴代誌 |
王国の衰退と預言者たちの活躍(8) |
エリシャ |
Elisha|「神は救いである」|ヘブライ語 |
■敵を蹴散らす幻聴の奇跡
紀元前9世紀ころのイスラエル王国の偉大な預言者。大預言者エリヤの弟子だが、エリヤのように孤高ではなく、仲間の預言者たちを親身に指導した。
ただし、自分の禿頭を指摘されるのは大嫌いで、あるとき大勢の子供たちにからかわれると彼らに呪いをかけ、2頭の熊に42人も殺させてしまった。
ヨラム王の治世には、エリシャの奇跡が首都サマリアの危機を救った。
このとき、サマリアはアラム国軍に包囲され、物価は高騰し、人々の中には子供を煮て喰う者もいた。
ヨラム王はこの事態がエリシャの怠慢から起こったと考え、エリシャを殺そうとさえした。
エリシャは、明日の今ごろにはサマリアの物価は驚くほどに安くなっているといって対抗した。
すると夜のうちに奇跡が起こった。神がアラム軍の陣営で戦車の音や軍馬の音、大群の音を響きわたらせたため、アラム軍が逃げ出したのである。
彼らの残していった金、銀、衣服、武器、食糧、家畜などは膨大な量で、サマリアの物価はエリシャの預言どおり安くなった。
|
|
|