小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
王国の衰退と預言者たちの活躍(1) |
エリヤ |
Elijah|「わたしの主はヤーウェである」|ヘブライ語 |
■450人の預言者相手に奇跡の戦い
紀元前9世紀ころのイスラエル王国の偉大な預言者。アハブ、アハジヤ両王の治世に活躍した。新約聖書においても大きな敬意を払われている。
エリヤが最初に登場するのは、アハブ王が王妃イゼベルの影響で国内にバアル信仰を広めていたときだった。
彼はみすぼらしい格好で王の前に現れると、神の怒りが長い干ばつとなって国を襲うことを預言した。
すると、預言どおりに2年以上も続く干ばつが始まった。
3年目にエリヤは、宮廷でイゼベルに仕えていたバアル神の預言者450人を相手に、奇跡を起こす戦いを挑んだ。
この有名な試合はカルメル山で行われた。
最初、バアルの預言者たちが彼らの神に祈ったが何も起こらなかった。
次にエリヤがヤーウェ神に祈ると、巨大な炎が天から下って捧げ物を焼き尽くした。
勝利したエリヤはバアルの預言者すべてを殺し、その上で干ばつの終わりを預言した。
彼の起こした数々の奇跡と同じく、彼の死も神秘的だった。
エリヤが弟子のエリシャと共に歩いていたとき、突然に天から火の馬に引かれた火の戦車が現れ、エリヤを天に連れ去ったのである。
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