小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
世界帝国アッシリアとユダ王国(5) |
センナケリブ |
Sennacherib|「神(シン)は兄弟を増やす」|アッシリア語 |
■大帝国の暴君
サルゴン2世の後を継いだアッシリア王(在位、前704~681年)。何事も力づくで思いどおりにしてしまう直情型の暴君だった。
ティグラト・ピレセル王の時代に強大になったアッシリアは、センナケリブ王の時代にはメソポタミアからエジプトまで支配する世界帝国として、繁栄の頂点にあった。
しかし、それぞれの地域は隙あらば独立を回復しようと狙っており、サルゴン2世が死んだときには、ユダ王ヒゼキヤを中心として、バビロニアやエジプトがアッシリアへの反抗の狼煙を上げた。
が、センナケリブは即位したばかりでありながら、すぐにも行動を開始し、まずバビロニアを鎮圧し、前701年には反抗の首謀者だったユダ王国を攻めた。
そして、ユダの46の要塞と無数の村々を征服し、首都エルサレムまで征服しようとした。
このとき、ヒゼキヤから相談を受けたユダの偉大な預言者イザヤは、アッシリア軍がエルサレムを攻めずに引き返すことを預言し、ヒゼキヤを元気づけた。
この預言どおりにアッシリア軍は引き返したが、ユダ王国はアッシリアの属国にならざるを得なかった。 |
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