小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
世界帝国アッシリアとユダ王国(8) |
メロダク・バルアダン |
Merodach Baladan|「メロダク(神)が息子を授けた」|アッシリア語 |
■バビロン捕囚が預言される
紀元前8世紀ころのバビロンの王(在位、前721~710年)。アッシリア王サルゴン2世によって国を追放されたが、その後もアッシリアに抵抗して王位への復帰を諦めなかった。
反アッシリアの戦いを始めたユダ王ヒゼキヤとも連絡を取り合っていた。
ヒゼキヤが病気に苦しんでいたときには、彼は手紙と贈り物を持たせた使者を見舞いに送ってきたが、こうしたことも反アッシリア同盟を結ぶためだった。
ところが、彼が送ってきた見舞いの使者たちが、1世紀以上後に訪れるユダ王国の滅亡の遠因になったと聖書は語っている。
使者たちがやって来たとき、ヒゼキヤは大いに歓迎し、宝物庫や武器庫、倉庫などにあるすべてのものを彼らに見せた。すると、預言者イザヤがヒゼキヤにいった。
「王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る、と主は言われる。あなたから生まれた息子の中には、バビロンに連れて行かれ、宦官にされる者もある」。
こうして、イザヤによってバビロン捕囚が預言されたのである。 |
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