小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
列王記・歴代誌 |
イスラエル王国の滅亡(2) |
ペカ |
Pekah|「目の開いた」|ヘブライ語 |
■滅亡への第一歩
イスラエル王国第18代国王(在位、前735~732)。イスラエル王国を決定的に衰退させる失政を犯した王である。
16代王メナヘムの時代からイスラエルはアッシリア帝国への従属を強くしており、メナヘムの子のペカフヤが王となっても親アッシリア政策は継続された。
ペカフヤの副官だったペカはこの政策に不満を持ち、50人の仲間と共にペカフヤを殺して王となった。
王となったペカはすぐにもアラム人の都市ダマスコのレツィン王と手を結び、アッシリアに対抗しようとした。
ペカとレツィンはユダ王国をこの同盟に参加させようとしたが、ユダ王アハズがこれを拒否すると、ペカはユダを攻めて大いに困らせた。
ところがこれが裏目に出てしまった。アハズの求めに応じてアッシリア王ティグラト・ピレセルが動き出し、まずダマスコを攻めてレツィンを処刑し、次いでイスラエルを襲うと、ヨルダン川東岸地方、ガリラヤ、海岸平野を併合したのである。
こうして、イスラエル王国は領土の3分の2を失い、滅亡一歩手前の状況に追い込まれたのである。 |
|
|